慶長6年から7年にかけ(1602〜1602)江戸幕府によって五街道のひとつとして整備された中山道は、東海道とともに江戸と京を結ぶ大幹線道路であった。
江戸日本橋から、武州、上州、信濃、木曽、美濃、近江を経て京都の三条大橋まで
約百三十五里三十二町(533.9q)といわれている。その間、69の宿場がおかれ、宿場には参勤交代の大名一行が泊まる本陣、脇本陣、そして一般の旅人が泊まる旅籠が置かれていた。街道沿いには今なお当時の様子がうかがえる史跡も残っており先人たちの情況をしのべるという。
東から西へ、西から東へと旅人が行きかったその道を出来るだけ旧道に沿って歩いてみたい。参考にしようと買った本では幸いなことに、武州、上州路、信濃路、木曽路、美濃路、近江路それぞれに分けられている。
どのように歩くかは、起点から終点まで通しで歩こうなどと堅く考えずに、近隣の史跡、社寺仏閣なども加えつつ、2〜3年計画で到達をめざす。
一泊を基本に何回かに分け、各路ごとに東から行ってみたり、西から行ってみたり、その時の状況と照らして「歩く」を基本に、時には体調や天候により臨機応変に対応し、とにかく達成を目指す計画を練ることにした。
★各宿間の距離とコースタイムは、参考本によっても多少違うので参考程度。
食事、休憩、立ち寄り見学、などを入れると所要時間は(コースタイム×1.5〜2)とみよう。
★宿間の距離と宿泊所、最寄り駅の都合で途中止まりをいとわずつないでいく。
★今回の歩きでは中山道を舞台にした広重と英泉の合作「木曽街道六十九次」とも照らし合わせてみようと思う。合同出版から出ている、望月義也コレクションを
コピーして持ち歩くことにした。さて、当時の面影を感じることはできるのだろうか。
参考:歩いて旅する中山道
中山道六十九次(上)(下)・・・・いずれも山と渓谷
木曽街道六十九次・・・・合同出版・・・・・コピーさせていただきます。 |