〜Nice〜

今回の旅はフランス最大のリゾート地ニースから始まった。１７日２２時３０分過ぎ空港着
飛行機は海から宝石のような夜景を見下ろしながらニースに降り立った。





１８日

ニース　〜　モナコ　〜　エズ　〜　ニース

Nice


ホテルのベランダより地中海が見える。

じっとしていられなくて海岸へ


早朝の光の中で青く静かに地中海が広がっている。小石の浜辺だ。
ジョギングをする人､犬をつれた散歩の人に出会う。



海に向かって右側（西）は海岸に沿って豪華なホテルが並ぶプロムナード・デザングレ（イギリス人の散歩道）。
孤を描く海岸線が美しい。


ネグレスコ
19１2年に建てられたベルエポックを代表する建築。

１９世紀末から第一次世界大戦にかけての時代
ニースでは北ヨーロッパの貴族達の「冬の宮殿」ともいえるたくさんの別荘が建てられ、
このホテルもその一つだという。


ふりかえると朝日がまぶしい左側（東）は朝市が立つというサレア広場､旧市街へとつづく。


朝食後､ホテルの屋上に上がってみる。小鳥が無防備に近づいてくる。
人も鳥ものびやかなのだろうか。



ホテル屋上からの旧市街


９時３０分､ホテル出発
青空が広がるいいお天気だ。まずは美しいコートダジュールの景観を望もうとモンボロンの丘へとバスは登る。


モンボロンの丘より




旧市街､サレア広場の朝市へ

花、野菜､ピザ、ハーブ、見るからに甘そうなお菓子・・・・








シャガール美術館へ

ピアノの置かれたホールではステンドグラスの美しさに目を見張る。



とてもあかるい館内ではキャンバスが直接かけられ、ガラスがないので画家の筆致がより鮮明に伝わってくる。
しかも撮影許可なので聖書をモチーフにした連作の内、数点を写させていただく。

屋外の壁面いっぱいに美しいモザイク画がある。ここでしか見ることの出来ないこの作品に見入る。
画が水面に写り、雨の日には幻想的で美しい事だろう。





モナコへと向かうために再び海沿いを行く。


日光浴の人たちで賑わっている。すでに水着姿だ！

ここの海岸では早朝、浜辺を清掃する人たちを多く見かけた。
時には夜の間に船から消毒液も噴霧して海の清潔を保っているという事だ。



ニース港

クルージングの拠点となっているそうで、近日中には「飛鳥」も入港するということだった。



Monaco

面積がわずか1．95平方キロメートルというバチカン市国に次ぐ小国､モナコ公国へは
国境審査もなく入れる｡
19世紀より高級リゾートとしてセレブリティ−を魅了したというこの地
あまりにもそういった価値観でのガイドの案内になじめなかった。

まずは大公宮殿のあるモナコヴィル地区へ


グレース・ケリーもここに眠っている。


衛兵のいる王宮
思ったよりも重厚感がなかった。ソフトな雰囲気の宮殿のバルコニーには桜の花が咲いていた。
日本庭園を愛したといわれるグレース・ケリーの好みだろうか。



王宮前の広場から・・・霧が出始めた。晴れていればイタリアが見えるとのことだった。
左手のビルのあたりがモンテカルロ地区



モンテカルロ
カジノ
なんだか贅を極めすぎ好きな風景ではない。



再び､フランスへ・・・

大統領選挙が４日後にせまっている。





Eze

丘の頂上に城壁をめぐらし敵の進入を防いだこの地方特有の要塞村、鷲の巣村の一つ､エズを訪ねた。
高台の城壁からの地中海の展望を楽しみにしていたがあいにくの霧で断念。
石造りの家々が建ち並び、迷路のようになった村内をあるきまわった。










散策を終え､見あげると、霧が流れ一瞬エズがかすんで見えた。



霧の中､バスはニースのホテルへと急いだ。