11日
８：３０分にホテルを出発しセビーリャ市内を観光。午後は白い村ミハスにより、グラナダへ２９５キロの旅
11日（午前）
８時３０分ロビーに下りた。昨夜の予感があたって嵐のようなどしゃ降り。
雷までなりだし急いで雨具を着る。外は暗い。｢ここにいましょうよ｣なんていう人も出る始末・・・
１０分ほどしてちょっと小止みになりバスに乗り込む。
スペイン広場に着いたときはどうにか雨が上がる。
スペイン広場はマリア・ルイサ公園内にあり１９２９年のイベロ・アメリカ博覧会の会場として作られたもので
今は市民の憩いの場となっている。
広場を囲む建物のアーチの下にはスペイン各県の特徴や歴史がタイルで描かれた58のベンチがありどれも美しい。
セビ―リャ
グラナダ
紋章もまた美しい。
カテドラル
空は相変わらずどんよりしているがカテドラルの前でバスを降りる。
カテドラルとインディアス古文書館
路面電車の通るコンスティトゥシオン通り
入口に向ってアルカサールの城壁沿いをサンタ・クルス地区へ。立ち寄ってみたいような民芸品の店などが並んでいる。
入場時間には少し間があったので後戻りして陶器の店に入る。
アンティークな雰囲気のタイル絵を見せてもらう。なんと３００ユーロ以上の値がついていてちょっと手が出ない。
しかしきっと建物にはめ込まれていたと思える跡があり古く味わいのあるタイル絵を眺めるだけでも楽しい。
入館時間ちょっと前にまた激しい雨が降り出した。
カテドラルは１４３４年から１５１７年にかけモスクの跡地に建設されたゴシック様式で
全体面積23500平方メートル，長さ１２６メートル,巾83メートルの大建造物。
このオレンジの中庭とヒラルダの塔の下部三分の一が大モスク時代のもの。
中庭も暗く沈んでいる。
身廊交差部分の高さが３７mもある聖堂内は壮大で重厚。
内部にはステンドグラス，王室礼拝堂，コロンブスの霊廟、聖歌隊席，主祭壇、
絵画、ムリ―ニョの｢サン・アントニオの幻想」・・・と見所も多いが
先ずは市街を一望できるという高さ９７メートルのヒラルダの塔へ登る。
塔は１２世紀にモスクのミナレットとして建てられ，１６世紀には鐘楼が付け加えられたという。
高さ７０メートルの展望台にある鐘は２５個。
先端のブロンズ像が風を受けて回転するというのでヒラルダ（風見）というらしい。
スロープをたどって往復２０分と聞いた。
緩やかで登りよい。
＜展望＞
悪天で霞んでいるとはいえ・・・・いい眺めだ。
カテドラルの屋根と・・・ずーっと右に目をやると遠くに円形の建造物がみえる。
闘牛場だろうか。
左のほうに黄金の塔が見えないかとさがしたが見つけられなかった。
左にアルカサル。右にはインディアス古文書館
ずーっと遠くに結構大きな教会が見える。ズームアップ↓
希望の聖母が祀られていると言うマカレナ教会だろうか？
展望を楽しみすぎて・・・急いで塔からおりる。
聖堂内は駆け足になってしまった。
写真はやめて，目で見ることにしよう〜〜目を見張るこの祭壇だけは写した。
主祭壇
ベツレヘムでの誕生からカルバリオの丘での処刑に至るまでのキリストの受難を表現した３６の場面は
すべて純金で覆われていて、この礼拝堂に豪奢と荘厳な雰囲気を与えている。
コロンブスのお墓もあった。
その柩は当時スペインを構成したレオン，カスティーリア，ナバーラ、アルゴンの４人の国王に担がれていた。
説明によると
コロンブスの遺体はサントドミンゴ島、ハバナと移され１８９８年のキュウバ独立の際にセビーリャに戻ったそうだが
昨年だったかのDNA鑑定で本人と確定されたんだそうだ。
あいにくの曇天で写せなかったセビリアのランドマークといえるヒラルダの塔の絵葉書を買う。
（絵葉書より）
お昼は市内で海の幸フライをいただく。
イカがとても美味しかった。
ミハスへ
空は相変わらず不機嫌だ。時どき窓をぬらす。
地中海の展望は期待しないほうがいいナなどと思う。
オリーブ畑が広がっているが，時々カサマツもはえている。丸くて大木だ。
MIJAS
山の中腹にある白い町は１時間も歩けば回れるという。
晴れていれば海の向こうにモロッコも見えるという展望台にきたが
あいにくの天気で海さえも霞んでしまっている。
展望台には白い壁に囲まれた小さな闘牛場と教会があった。
サン・セバスチャン通りの入口にカフェがあった。
ここでのんびりしよう。
オレンジジュースを頼むと店の入口でしぼってくれた。
さすがに美味しい！
この日は名物のロバタクシーも見かけなかった。
観光客以外には人影もまばらな白い村だった。
ミハスからグラナダへ
今回のドライバー、アルフォンソさんはグラナダの人
希望者にはサクロモンテの洞窟フラメンコを紹介してくれるとのことだった。
洞窟なんてなんだかちょっと勇気が要りそうだし興味がわいた。
2連泊なら是非いってみたいものだが深夜に及ぶということで、明日の大移動を考えあきらめた。・・・
グラナダの夕食はバイキング
大盛りにされた果物が嬉しい。
グラナダへ