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曇ってはいたが午前中はなんとか天気は持ちそうだ。時間の許す限り、宿の主人お勧めの北国街道の姿をとどめるという柳町と上田城を散策することにした。
９時発の上田行バスに乗って１０時前には上田到着。
さっそく柳町へ。 
ほんの短い通りではあるが、格子造りや蔵造りが軒を連ね旅情をそそる。真田の六文銭を暖簾にした店もあり、上田城下らしい雰囲気だ。
奥に進むと上田初の水道水という、保冷水もある。解説によると「～～清水をその地に掘って得、これを町の通りに流し 云々・・・」とあるから、地下水を使った水道ということだろうか？
美味しいパン屋さんもありますよと聞いていたので、通り中ほどにあった天然酵母のパン屋さんにも立ち寄り、一つ購入。
上田城に向かう。
さすがは真田氏の上田と思われる看板などもあり・・・猿飛佐助、霧隠才蔵、・・・昔が蘇る。
上田城跡へ
天正１１年（１５８３年真田昌幸が築城した平城で徳川の大軍を二度も退けた名城であった。今は公園として整備されているが、本丸跡の石垣上に三棟の櫓が立っている。緑に覆われたお堀も美しい。
再建されたという南、北櫓にも登ってみた。六文銭の幟がはためいていた。
真田石と真田井戸
この井戸は抜け穴になっていて、城の北、太郎山麓の砦につながっていたという。真田十勇士の活躍の話はそんなところから生まれたのだろうか～～などと思う。
ちょうどお昼時、向かいのそばや「草笛」で信州そばを食す。
帰路、上田の老舗、みすず飴本舗に立ち寄る。ドアーマンがいたのには驚いたがサービスのリンゴジュースや購入したジャムなどなかなか美味だった。
今にも降り出しそうな空を眺め、１３時３０分過ぎの北陸新幹線、長野経由で帰宅の途についた。
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